大人になれば自分の金や財産は自分で稼ぐ、これは何処の世界であろうと共通した常識であります。世界では、自立した大人は自分の金は自分で稼ぐのが大前提となっており、そのことに関しては男女に差はありません。
日本においても、男女雇用機会均等法が施行されて労働の機会は平等になっていると言えます。しかし、現実は女性の二極化が年々拡大化していることが否めません。それは、次の2つに分けられるというものです。
- 自立して自分で稼いで、各種免許や資格を取得してキャリアアップで実績を積んでいく事で、意欲的に働いて社会的に評価される。
- 実家住まいで働かないか辞めることを前提に軽く働いて、結婚したら相手男性の経済力に依存して何もやらず、各種免許や資格を取るでもなく家事スキルも全くなし。
20世紀半ばの日本は高度経済成長期であり、男性の給料が高く各種税金の負担が小さかったので、男性だけの給料で家族を養うことが出来ており、女性は専業主婦でも何も問題なく生活できていました。ところが、1990年代に入り女性の就労機会が増えて、男女の雇用格差が縮小ないし皆無になった今では、専業主婦希望は怠慢になることを宣言しているだけと言うしかありません。
このような状況になっても、なおも日本女性の専業主婦希望の多さに、違和感を持つ外国人が多いのは当然と言えますし、日本人女性と結婚して後悔する外国人男性が後を絶たないのも納得できます。
だいいち、専業主婦が許されるのは1980年台までの話であり、男女平等を言うなら女性も男性と同じように働くのが筋の筈です。それに、昔は専業主婦というのは現在ほど利便性は無く、労力がかかる仕事でありました。現在は、家事の負担が大幅に軽減されており、さほど労力はかからなくなりました。
つまり、専業主婦希望と言いながら、当の女性本人は肝心の主婦業がどれだけできるのでしょうか。結局は、男性に稼いでもらって自分は労せずに自由奔放に過ごしたいだけ、料理はできない掃除もできない洗濯もできない、これではヒモ女であると断じる他ありません。お疑いなら、婚活女性が求める男性の希望がどんなものか、見れば分かります。自立する女性が自ら向上してレベルアップしていくのとは逆に、他人の財産をアテにして堕落していく女性が老後に向けて一層悲惨になる有様を、男性達は冷めた目で見るしかすべが無いのです。全くもって、自業自得、因果応報としか言えません。
これは、「思っている」とか「感じている」とかいう生易しく甘ったるい事ではありません。断言しても言い過ぎない、むしろ言い足りない程の事なのです。これこそが「事実」であり「現実」であり「真実」「真理」なのです。良いとか悪いとかの問題ではなく、これ以外に語りようが無く、疑う余地の全く無い「黄金則」に他ならないのです。